心に残る結婚式スピーチの書き方
結婚式でスピーチをお願いされることは、新郎新婦にとって一生の思い出となる特別な一日に、深く関わることができる素晴らしい役目です。ただ、いざ文章にしようとすると意外と難しいもの。恥ずかしいエピソードを書き連ねる前に、完璧な結婚式スピーチを書くためのポイントを押さえておきましょう。
自分らしさを大切に
インターネットで結婚式スピーチの例文を探すこともできますが、あなたにスピーチを頼んだのには、ちゃんと理由があります。結婚式では、スピーチが「その人らしい」ほど、心に響くと言われます。相手を泣かせてしまうくらい感動的なスピーチ、大歓迎の場なのです。少し照れくさいくらい感傷的でも、ストレートでも大丈夫。そういうことが許されるのが結婚式という場です。
新郎新婦との思い出や、パートナーと出会ってからどのように変わったかなど、あなたにしか語れないエピソードを織り交ぜましょう。これから夫婦として歩み出すふたりが、お互いをどのように支え合い、高め合っているのか、そして今どれほど幸せそうかを、あなたの言葉で振り返ってみてください。最後は、ふたりへの温かく心のこもったお祝いの言葉で締めくくりましょう。
事前にしっかり書き出す
結婚式の場で、完全なアドリブに頼るのはあまりおすすめできません。リハーサルがあるのも、そのためです。特にスピーチでは、思った以上に胸がいっぱいになって言葉に詰まってしまうことも。きちんと書き出しておくことで内容を覚えやすくなり、周りの人に見てもらってアドバイスをもらうこともできます。
結婚式の1か月前までには、少なくとも一度は原稿の下書きを仕上げておきましょう。(もちろん、もっと早く取りかかるのも大いにアリです。)本番までに何度か練習することを考えると、原稿にしっかり慣れるまで、意外と時間がかかるものです。
周りに意見をもらう
新郎新婦には当日まで内容を内緒にしておきたい場合は、代わりに、仲の良い友人や、ほかのご家族・ご親族、あるいは司会進行に関わる人など、ふたりのことをよく知っている人に見てもらい、感想を聞いてみましょう。マナー的に問題がないかもチェックしてもらえるので安心です。また、同じくスピーチをする予定の人がいれば、お互いにどんな内容を話す予定か、軽く共有しておくのもおすすめです。同じようなエピソードやメッセージが重なりすぎないようにできます。
繰り返し練習する
人前で話すことが苦手な人は多いものです。だからこそ、「練習あるのみ」が大切です。まずは小さくスタートして、鏡の前で自分に向かって読んでみましょう。慣れてきたら、信頼できる友人に聞いてもらい、話し方や聞こえ方についてアドバイスをもらいます。その次は、2〜3人の少人数グループに聞いてもらい、率直な意見をもらいましょう。そのときに選ぶのは、あなたの話し方のクセを理解していて、なおかつ新郎新婦がどんな雰囲気を好むかも分かっている人だと安心です。
リハーサルディナーを活用する
リハーサルディナー(お食事を兼ねた事前の打ち合わせ)の場では、まだ本番用のスピーチをそのまま披露する必要はありませんが、結婚式当日の雰囲気をつかむ良い機会です。人前に立って軽くグラスを持ち、簡単な乾杯の挨拶をするなど、本番をイメージしてみましょう。その場にいるのは、当日も顔を合わせるメンバーが多いはずですから、まずはその顔ぶれの前で話すことに慣れておくと安心です。お祝いとねぎらいの気持ちを込めた、短めのメッセージを用意しておき、本番用の感動の涙は当日にとっておきましょう。
涙を恐れない
結婚式は、誰にとっても感情が揺さぶられる特別な時間です。あなたのスピーチを聞いて、新郎新婦が思わず涙ぐんでしまうようなら、それは素晴らしいスピーチができた証拠。もちろん、話しているあなた自身が涙してしまっても、何も恥ずかしいことはありません。ふたりへの想いを、遠慮せずにしっかりと言葉にして伝えましょう。心が動けば動くほど、スピーチは人の心に響きます。