結婚式招待状のマナー: 送るタイミングと正しい宛名・宛先の整え方
これまでに世界中の何万組ものカップルの理想の結婚式づくりをお手伝いしてきました!
結婚式の招待状は、実はマナーがとても大切です
自分たちの結婚式を計画し始める前は、招待状のマナーなんて、もう古いし関係ないと思っていました。でも実際に準備をしてみると、きちんとした結婚式のマナーこそが当日の進行をスムーズにし、準備のストレスをぐっと減らしてくれることに気づいたのです。
特に痛感したのは、招待状を送るスケジュールを見直したとき。そもそも「いつ、何を送ればいいのか」を全然把握できておらず、このままだと海外ゲストの何人かには招待状が届かないかもしれない…という状況でした。慌てて招待状のマナーを勉強し直したおかげで、全員にきちんと正式な招待状を送り届けられただけでなく、文面も失礼のない形に整えることができました。
それ以来、私たちはたくさんのカップルの結婚式準備をお手伝いしてきました。その中で、招待状の文面ルールや投函のタイミングが、いかに分かりづらく、でも本当はとても重要かということを何度も目にしてきました。
無料の結婚式用ウェブサイトだけでオンライン招待を完結させる場合でも、伝統的な紙の招待状セットを郵送する場合でも、招待状にはきちんとした「格」が必要です。さらに、ゲストが余裕を持って出欠の返信をし、当日に向けて準備できるよう、送るタイミングもきちんと計画しておくことが欠かせません。
「何から始めればいいか分からない…」という方も心配はいりません。ここから、結婚式招待状に関する基本のマナーを一つひとつ解説し、あなたの招待状が気持ちよく受け取られるために必要な情報をすべてお届けします。
より詳しい準備のポイントは、メインの結婚式招待状ガイドに戻ってご覧ください。
結婚式招待状はいつ送る?理想的なタイムライン
「結婚式の招待状は、いつ送るのが正解?」という質問は、本当によくいただきます。そして答えは一つ、タイミングがすべてです。どれだけ美しい封筒やデザイン性の高い招待状を用意しても、送る時期を間違えてしまうと、そのこだわりが十分に活かされません。
あまりに早く送りすぎると、ゲストの記憶から薄れてしまいますし、遅すぎると予定が立てられず、出欠の返信も間に合わないかもしれません。そこで、迷わず準備を進められるよう、下記の結婚式準備タイムラインを参考にしてみてください。
ここでは、結婚式まで約12か月ある場合のスケジュールを想定しています。準備期間がもっと短い場合は、このタイムラインをぎゅっと圧縮し、そのぶん結婚式用ウェブサイトを活用して、ゲストに必要な情報を早めに共有しましょう。
結婚式の12か月前
- ゲストの住所などの連絡先情報を集めて、ゲストリストにまとめておく。
- 無料の結婚式用ウェブサイトを作成し、婚約写真などを掲載する。
- 紙の招待状を送る場合は、デザイナーやペーパーアイテムのショップを押さえておく。
結婚式の9〜12か月前
- セーブ・ザ・デート(結婚式の日程予告)を送る。
- ゲストリストを最終決定する。
結婚式の6〜8か月前
- 結婚式用ウェブサイトに、分かっている情報をできるだけ詳しく掲載する。
- 結婚式招待状のデザインを決める。
結婚式の4〜6か月前
- 招待状の印刷を依頼し、印刷・発送・封入や宛名書きに十分な時間を確保する。
結婚式の8〜12週間前
- 結婚式の招待状を投函する。海外挙式など遠方での結婚式の場合は、できるだけ余裕を持たせ、12週間前を目安に送るのがおすすめです。
結婚式の4週間前
- この頃までに、返信用カードやオンラインでの出欠返信が完了するようお願いしておく。4週間前を締め切りにすれば、返信がないゲストへの確認や、会場・ケータリングへの最終人数連絡に十分な時間がとれます。オンライン出欠管理ツールなら、指定した日付で自動的に返信受付を締め切る設定もでき、締め切り後の「こっそり返信」を防げます。
- 最終的なゲスト人数を、必要な業者すべてに共有する。
結婚式の1〜2週間前
- 送迎場所、宿泊先の詳細、当日のタイムスケジュールなど、直前ならではの情報を結婚式用ウェブサイトに掲載しておく。
- リハーサルディナーに特定のゲストだけを招待する場合は、結婚式用ウェブサイトを使って案内する(まだ招待していない場合)。
私たち自身も、ほぼ同じようなタイムラインで招待状の準備を進めましたが、「いつ・何をすればいいか」が一目で分かり、とても助かりました。迷いがなくなり、まるで招待状専用のチェックリストのように活用できました。
スケジュール作りを始める
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- 結婚式の招待状は、実はマナーがとても大切です
- 結婚式招待状はいつ送る?理想的なタイムライン
- 結婚式招待状の正しい宛名の書き方
- 敬称と名前のルール:伝統的な招待状の宛名の付け方
- 結婚式招待状の文面ガイドライン
- 出欠返信(RSVP)のマナーと管理方法
- セーブ・ザ・デートと招待状、送るタイミングの違い
- リゾート婚・海外挙式の招待状ガイドライン
結婚式招待状の正しい宛名の書き方
これまで数えきれないほど多くの招待状や封筒を見てきましたが、スペルミスや書き方の誤りで、もったいない印象になっているものも少なくありませんでした。多くのゲストは笑って受け流してくれるかもしれませんが、中には間違った宛名の招待状にがっかりしたり、ひどい場合には住所の誤記でそもそも届かない、ということも起こりえます。
きちんとマナーに沿って宛名を整え、確認作業を焦らず行うことで、こうしたトラブルの多くは防ぐことができます。
敬称と名前のルール:伝統的な招待状の宛名の付け方
ここでは、封筒の外側(外封筒)と内側(内封筒)に、伝統的にどのように宛名を書くかの一例をご紹介します。
夫婦の場合
同じ姓を名乗っているご夫婦には、その姓をそろえて表記します。
外封筒の例
Mr. and Mrs. David Mitchell, または Mr. David Mitchell and Mrs. Lucy Mitchell
内封筒の例
Mr. and Mrs. Mitchell または David and Lucy
別姓の夫婦の場合
外封筒の例
Ms. Holly Shaw and Mr. Barry Patel
内封筒の例
Holly and Barry または Ms. Holly Shaw and Mr. Barry Patel
同性カップルの場合
どちらの名前を先に書くかは、親しさの度合いやアルファベット順など、おふたりの好みに合わせて決めて問題ありません。
未婚カップルの場合
基本的には、別姓の夫婦と同じルールで表記します。
ゲスト+同伴者がいる場合
同伴者の名前が分かっている場合は、その名前を記載し、未婚カップルと同じ形式で宛名を書きます。名前が分からない場合は、外封筒には招待する本人の名前のみを記載し、内封筒に「Miss. Tara Esteves and guest」といった形で“guest”を添えます。guest の部分は小文字で記載します。
子ども連れのゲストの場合
子どもも一緒に招待する場合は、“The Wakowski Family” のように「〜 Family」とまとめて表記し、内封筒に家族全員(子どもを含む)の名前を記載します。子どもを招待しない場合は、上記の大人向けのルールに沿って宛名を書きます。
招待状を作成する
結婚式招待状の文面ガイドライン
招待状や結婚式用ウェブサイトの文面は、これからどんな雰囲気のパーティーが開かれるのかを伝える大切な要素です。たとえば、カジュアルなガーデンBBQスタイルで50名ほどのアットホームなパーティーなら、文面も肩の力を抜いたカジュアルな表現が似合います。一方で、ブラックタイ指定のフォーマルな披露宴であれば、少し格式と重みのある表現がふさわしいでしょう。
招待状を開いた瞬間から、ゲストに当日のイメージが伝わるようにするためのポイントをいくつかご紹介します。
- 伝統的には、招待状の最初に「結婚式の主催者」を記載します。かつては花嫁の両親が主催者であることが多くありましたが、最近は新郎新婦が自分たちで主催するケースも一般的です。ご家族への感謝をさりげなく込めたい場合は、名前の近くに「ご両家ご家族とともに」や “Together with their families” といった一文を添えましょう。
- 格式の高いフォーマルな結婚式では、ミドルネームも含めてフルネームで表記すると、よりかしこまった印象になります。
- フォーマルな招待状では、日付や時間を数字ではなく、文章で書き表すのが伝統的なスタイルです。例: “Saturday, the tenth of June, two thousand and twenty-six, at four o'clock in the afternoon.”
- 結婚式招待状のセットの中に、ギフトやご祝儀に関するレジストリ情報を直接書き込むのはマナー違反とされています。プレゼントのお願いを招待状に含めるのではなく、結婚式用ウェブサイトを活用しましょう。オンラインなら、利用しているレジストリサイトや複数のサイトに直接リンクを貼ることができ、とても実用的です。
- 挙式会場や披露宴会場(別会場の場合)は、特に土地勘のない場所であれば、正式な住所を省略せずに記載しておきましょう。
招待状のデザインでお悩みですか?デザイン&テンプレートガイドもぜひご覧ください。
出欠返信(RSVP)のマナーと管理方法
出欠返信カードを「形式的なもの」と軽く考え、あまり重視していないカップルも少なくありません。しかし実際には、出欠の情報は、全体の予算立てや席次表の作成、料理の手配など、あらゆる面でとても重要な役割を果たします。
私たち自身の経験からも、出欠返信がどれほど大切かを痛感してきました。その思いを込めて作ったのが、オンライン出欠管理ツールです。無料のオンライン出欠返信アプリなら、ゲストから知りたい情報を自由に設定でき、特定のゲストにだけ個別の質問をすることも可能。さらに、集まった情報は自動的にゲストリストと連携して整理されます。出欠の締め切り日も設定でき、指定日を過ぎると返信フォームを自動的にクローズすることもできます。
私たちのようなデジタル出欠返信を利用する場合も、紙の返信用カードを同封する場合も、押さえておきたい基本のマナーがあります。
- 出欠返信の締め切りは、遅くとも結婚式の3週間前までに設定しましょう。4週間前を締め切りにするのが理想的です。
- 締め切りのお願い文は、できるだけ柔らかい表現にするのがおすすめです。単に「◯月◯日までにご返信ください」ではなく、“We ask that you kindly reply by ...” のように、丁寧な言い回しにすると、ゲストも気持ちよく期限内に返信しやすくなります。
- ケータリングチームにとっては、ゲストの詳細情報が多いほど準備がしやすくなります。デジタル出欠返信なら、料理の希望やアレルギー・苦手な食材、特別なリクエストなども簡単に選択・記入してもらえます。
- 集まった情報は、きちんと整理・管理することが大切です。オンライン出欠返信アプリなら、ゲストリスト管理ツールと自動的に連携し、最新情報を一元管理できます。
- 「きっと締め切りを守ってくれないだろうな」と心当たりのあるゲストには、締め切り前に軽くリマインドしておくと安心です。
セーブ・ザ・デートと招待状、送るタイミングの違い
セーブ・ザ・デートは、いわば「この日に結婚式をしますよ」という事前のお知らせ。一方、招待状は「ぜひご出席ください」という正式なご招待です。この2つは役割が異なるため、送るタイミングも大きく変わってきます。
セーブ・ザ・デート
リゾート婚や海外挙式など、遠方での結婚式を予定している場合は、結婚式の9〜12か月前にセーブ・ザ・デートを送るのが安心です。国内での結婚式であれば、6〜8か月前を目安にするとよいでしょう。
結婚式招待状
招待状も、海外挙式などの場合は早めに、旅行の10〜12週間前を目安に送るのがおすすめです。自宅から行きやすい距離での結婚式なら、6〜8週間前の投函で十分です。
結婚式の8か月前にセーブ・ザ・デートを用意するとなると、「まだ細かいことが全然決まっていないのに…」と不安になるかもしれません。でも、この段階で必要なのは、新郎新婦の名前、結婚式の日付、エリアとしての開催地だけで大丈夫です。もし賢く準備を進めたい、あるいは紙の招待状セットを省きたい場合は、ここで結婚式用ウェブサイトのURLも一緒に載せておきましょう。そうすれば、準備が進むにつれて、ゲストはウェブサイトから最新情報をいつでも確認できます。
予算を抑えた招待状の選び方を知りたい方は、お手頃な招待状ガイドもチェックしてみてください。
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リゾート婚・海外挙式の招待状ガイドライン
私たち自身も、どこか海外の白い砂浜で結婚式を挙げるのが夢でしたが、残念ながら実現はしませんでした。でも、もしあなたがご家族やご友人と一緒に、特別な場所での結婚式を予定しているなら、招待状や結婚式用ウェブサイトに、いくつか追加で盛り込みたい情報があります。
交通手段&宿泊情報
ゲストがどこに泊まり、どのように移動し、ビザや予防接種など特別な手続きが必要かどうかが分かるよう、できるだけ具体的な旅程や案内を用意しましょう。
レジストリ情報
リゾート婚や海外挙式では、ゲストが仕事を休み、旅費も負担して参加してくれます。そのことを十分に配慮して、レジストリ(ギフトリスト)の内容を決めましょう。高額なアイテムは控えめにする、レジストリ自体を設けない選択肢を提示する、あるいは「お祝いはお気持ちだけで」といった形で、結婚式自体へのご参加を一番のプレゼントとしていただくのも一案です。
早めで確実な出欠返信
リゾート婚や海外挙式では、ホテルや現地のウェディングプランナー、旅行会社などに、早い段階で確定人数を伝える必要があります。そのため、通常の国内挙式よりも早めに、出欠返信の締め切りを設定しておくことをおすすめします。
イベントごとの出欠管理
リゾート婚では、挙式当日以外にも、ウェルカムパーティーやアフターブランチなど、小さなイベントがいくつも開催されることがよくあります。それぞれ招待したいメンバーが違う場合も多いので、私たちのようなデジタル出欠返信ツールを使って、イベントごとに招待ゲストを選択できるようにしておくと便利です。誰がどのイベントに呼ばれているのかが明確になり、誤解や行き違いも防げます。
招待状のマナーを完璧にこなすのは、決して難しいことではありません。いくつかの基本ルールを押さえ、便利な結婚式準備ツールを味方につければ大丈夫です。私たちの結婚式用ウェブサイト作成ツールなら、必要なサービスがすべて一か所に、しかも無料でそろいます。出欠返信の管理機能付きゲストリスト、QRコードの自動生成、多彩な結婚式用ウェブサイトテンプレートなど、欲しい機能がぎゅっと詰まっています。
さっそく今日から結婚式用ウェブサイトを作り始めて、招待状のマナーに悩む時間を減らし、その分たっぷりと「当日を楽しむための準備」に時間を使いましょう。
結婚式招待状の総合ガイド
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