これから注目したいウェディングトレンド
この10年が終わろうとする今、ウェディングの世界もかつてないほどトレンド感あふれる時代になりました。たった10年のあいだに、Silly Bandz からミレニアルピンクへと大きく変化。スタイルも洗練され、ぐっとおしゃれになった今、これからの結婚式がどんなふうに進化していくのか、とても楽しみですよね。ここでは、これからますます目にすることになりそうなウェディングトレンドをご紹介します。
少人数で、もっとパーソナルに
最近の結婚式は、とにかく「どれだけ自分たちらしさを出せるか」がポイント。2009年のクリスマス以来会っていないような遠い親戚まで全員集合、というスタイルは少なくなり、今は本当に大切な人だけを招く少人数ウェディングが主流になりつつあります。その分、1人あたりにかける予算を増やして、ゲストに喜ばれる贅沢な演出やこだわりを詰め込むカップルが増えています。
“ウィッチ”な世界観のウェディング
スピリチュアルや神秘的な世界観への関心が高まるなか、そのエッセンスを結婚式に取り入れるカップルも増えています。たとえば、お手洗いの近くにタロット占いコーナーを設けたり、テーブルにローズクォーツのクリスタルを置いて「愛」を高める演出をしたり。ほんの少しの“魔法”を取り入れるスタイルから、世界観を徹底的に作り込むスタイルまで、カップルの個性に合わせて自由に楽しめるトレンドです。
出典: @abcweddings
環境にやさしいエコウェディング
これからの時代、結婚式でも「環境への配慮」は欠かせないキーワード。ふたりの新しい生活でのカーボンフットプリント(CO2排出量)を意識し、できるだけ環境負荷を抑えた結婚式を選ぶカップルが増えています。メニューにヴィーガン料理を取り入れたり、リサイクル素材の装飾や、できるところはDIYで手づくりしたりと、サステナブルな工夫がどんどん広がっています。
くすみカラー&クールトーン
カラーコーディネートのトレンドは、パステルカラー一辺倒から、深みのあるくすみカラーへシフト中。マスタードイエローは引き続き人気ですが、深いエメラルドグリーンやブルーなど、落ち着いた色味も注目されています。エジソン電球のようなあたたかい灯りの下で映える色合いは、これからの会場装飾でよく見かけるようになりそうです。
出典: @abcweddings
役所婚からのパーティースタイル
最近は、大きな披露宴よりも、ふたりの生活基盤となる「家」や「ペット」などにお金をかけたいと考えるカップルも多くなっています。そのため、まずはシンプルに役所で婚姻届を出し、そのあとに友人たちを招いてカジュアルなパーティーを開くスタイルが増加中。形式にとらわれず、自分たちらしいお祝いの形を選ぶ傾向が強まっています。
ライティングで“らしさ”を演出
結婚式のスタイルは、さまざまな面で「定番」から「自分たちらしさ」へと変化しています。全体的に、よりパーソナルで、若々しく、楽しい雰囲気を大切にするカップルが増えています。その流れから、ブルワリー(ビール醸造所)や納屋風スペースなど、個性的な会場を選び、自分たちで照明を持ち込んで空間を作り込むケースも。ライティングは、結婚式の雰囲気をガラッと変える大切な要素として注目されています。
出典: @partyslate
ドレスコードで世界観を統一
Tシャツに短パン、ビーチサンダルで結婚式に出席するのは、さすがにNGですよね。でも、最近はそれだけでなく、「1920年代のフラッパースタイルで」など、テーマに合わせたドレスコードを指定する結婚式も増えています。世界観を統一するために、テーマウェディングと、それに合わせたドレスコード付きの結婚式がこれからもっと増えていきそうです。
ギフトは「社会貢献」という選択
今は、入籍前から一緒に暮らしているカップルも多く、従来のような「新生活のための家具・家電リスト」は必ずしも必要ではなくなっています。その代わりに、ゲストからのお祝いを、自分たちの名前で寄付してもらう「チャリティーギフト」を選ぶカップルも。結婚という節目を、社会への恩返しの機会にする、今らしいスタイルです。
“楽しい”が主役のフード
結婚式に招待されたら、昔ながらの白いウェディングケーキだけが出てくる、という時代ではなくなりつつあります。結婚式そのものがパーソナルになるにつれ、お料理も「ふたりらしさ」や「楽しさ」を重視したメニューが増加中。定番のサーモンやステーキだけでなく、ミニバーガー(スライダー)やドーナツウォール、小籠包や餃子など、ゲストがワクワクするようなメニューが選ばれています。
主役級のお酒は“ジン”
2010年代を代表するお酒といえば、なんといってもジン。これからもしばらくは人気が続きそうです。さっぱりとしたジンフィズは定番ですが、ジンはさまざまなドリンクメニュー(そしてゲストの肝臓)に進出中。軽やかな風味で、炭酸系のドリンクやオリジナルカクテルとの相性も抜群なため、ウェディングバーでも大活躍しています。
出典: @asyouwishmixologists
ゲストをとことん楽しませる演出
今年のトレンド全体としては、ロマンチックで格式高い挙式スタイルから、「とにかくみんなで楽しむ一日」へとシフトしています。会場のあちこちにエンターテインメントを散りばめ、なんとお手洗いの順番待ちの列に並んでいる間でさえ退屈しないような工夫をするカップルも。楽しいフードや、体験型の会場演出など、どんな結婚式でも「最高に楽しい一日」になるような工夫が増えています。
自分たちのウェディングスタイルを見つけるには
結婚が決まると、人生の中でも特別にワクワクする時間が始まります。決めること、考えること、準備することがたくさんありますが、「最初の一歩」をどう踏み出すかは意外と難しいもの。子どもの頃から憧れの結婚式のイメージブックを持っていた人もいれば、「ドレスの雰囲気だけは決まっている」という人もいるかもしれません。でも、考えるべきことはそれだけではありません。どんな照明でどんな雰囲気にしたいのか、挙式はフォーマルにするのか、それともカジュアルで楽しい雰囲気にするのか…。具体的な準備を始める前に、一度立ち止まって「自分たちのウェディングスタイル」を整理してみましょう。ここから、その見つけ方をご紹介します。
自分たちのスタイルで何ができる?
結婚式の準備は、決して簡単なものではありません。残念ながら、誰もが無限の予算を持っていて、五つ星ホテルを貸し切り、豪華な引き出物を用意できるわけではないですよね。でも朗報なのは、そういったものがなくても「最高の結婚式」はつくれるということ。イメージを膨らませる段階では、あまり細かく予算に縛られすぎる必要はありませんが、一方で、自分たちにとって現実的なラインを意識しておくことも大切です。どこまでをDIYで手づくりするのか、プロのウェディングプランナーにどこまで依頼するのかなど、大まかな方針を考えておくと、実現可能な範囲で「理想の結婚式像」を描きやすくなります。
ビジョンボードを作ってみよう
ウェディングスタイルを決めるうえで、いちばん楽しい作業のひとつが「写真集め」。もし結婚式のスクラップブックを持っていなくても(もちろん持っていてもOK)、お気に入りの写真を集めて、ビジョンボードを作ってみましょう。オンライン上で画像を集めたデジタルコレクションでもいいですし、雑誌の切り抜きを貼った大きなボードやアルバムでも構いません。Instagramやウェディングフォトグラファーのサイト、雑誌やパンフレットなどをじっくり眺めながら、「こんな雰囲気が好き」という写真を絞り込んでいきましょう。ビジョンボードはあくまでスタート地点。楽しみながら作ることで、「理想の一日」のイメージがどんどん具体的になっていきます。
情報に振り回されすぎないことも大切
とはいえ、「いいな」と思うアイデアを集めているうちに、あっという間に情報過多になってしまうこともあります。「ちょうどいい刺激」と「完全にキャパオーバー」の境目は紙一重。結婚式は1日だけなので、あれもこれもと詰め込みすぎないことが大切です。ビジョンボードやPinterestを眺めることで、自分たちの好みが見えてくる一方で、「そこまで欲しいわけではないけれど、見ていたら気になってきた」アイデアも増えてしまいがち。どんな要素を取り入れたいか考えるときは、冷静さと現実感も忘れずに。「ちょっと疲れてきたな」と感じたら、一度スマホや雑誌から離れてリセットしてみましょう。世の中には無数のウェディングアイデアがありますが、そのすべてを自分たちの1日に詰め込む必要はありません。
カラーと季節感を意識する
結婚式の印象を大きく左右するのが、「いつ」挙げるかという季節。たとえば、ブルーやグリーンのパステルカラーは、秋のウェディングには少し違和感があるかもしれません。真冬や真夏に結婚式をするなら、その季節ならではの雰囲気を取り入れたほうが、全体の統一感も出ます。自分たちのウェディングスタイルを考えるときは、「いつ・どこで・どんなふうに」結婚式を挙げるのかが大きなヒントになります。地球は季節ごとに表情を変えていくので、その流れを上手に味方につけましょう。
会場選びはどうする?
実際に会場を予約するのはもう少し先かもしれませんが、「どんな場所で結婚式をしたいか」を考え始めるには、今がちょうどいいタイミングです。雄大な山々に囲まれたロケーション、海を感じるビーチスタイル、クラシカルなホテルのボールルーム…。どんな場所で「誓います」と言いたいのかをイメージしてみましょう。会場の雰囲気は、その後の装飾や演出にも大きく影響するので、早めにイメージしておくと全体像が描きやすくなります。
パートナーとしっかり話し合う
もちろん、結婚するのはふたり。どんなに自分の中で理想の結婚式像が固まっていても、必ずパートナーと共有し、話し合うことが大切です。「理想の結婚式」のイメージが違うこともよくあります。たとえば、あなたはおとぎ話のようなロマンチックなウェディングに憧れていても、パートナーはスタイリッシュでモダンな雰囲気が好きかもしれません。そんなときは、お互いの希望を出し合いながら、ふたりにとってベストな落としどころを探していきましょう。ビジョンボードを一緒に作ったり、会場のイメージを話し合ったり、季節感やカラーについて相談したり…。ふたりで作り上げるプロセスそのものが、「ふたりらしいウェディングスタイル」を形づくっていきます。