専門家のコツ&サンプル付きで、海外リゾート婚のスケジュールを立てましょう
これまでに世界中の何万組ものカップルの理想の結婚式づくりをお手伝いしてきました!
海外リゾート婚の準備、始める準備はできていますか?
理想的な海外リゾート婚スケジュール作りの一番のポイントは「メリハリ」です。地元での結婚式と違い、リゾート婚は長い週末や数日にわたって行われることが多く、挙式当日以外にもさまざまなイベントが組み込まれます。それ自体はとても楽しいのですが、その分、1つひとつのイベントの間にしっかり休憩を挟み、無理のないペース配分を意識することが大切です。そうしないと、ゲストが疲れ切ってしまい、肝心のシーンで準備不足…なんてことになりかねません。
自分たちのリゾート婚タイムラインを作る
PLANNING . WEDDING — は覚えやすく、とても簡単にお使いいただけます。
- 海外リゾート婚の準備、始める準備はできていますか?
- 海外リゾート婚スケジュールを作るメリット
- 最初から全体像が見える安心感
- 各種スタッフ・業者との連携がスムーズに
- ゲストにとっても分かりやすい安心設計
- 完璧な海外リゾート婚スケジュールを作るためのプロのコツ
- 移動と宿泊の情報は最優先で共有を
- ゲストに「何もしない時間」もプレゼント
- 現地の文化をさりげなく取り入れる
- リハーサルディナーは「特別な夜」に
- 「もしも」のときのプランBを忘れずに
- イベントごとに雰囲気を変えて飽きさせない工夫を
- ゲストにスケジュールを共有して「事前準備」をしやすく
- スケジュールは「分単位」くらいまで落とし込んでOK
- オンライン招待管理や結婚式ウェブサイトでゲストの希望をリサーチ
- 海外リゾート婚 スケジュールサンプル
- 1日目 - ゲスト到着日
- 2日目 - リハーサルディナー&ゲストのフリーデー
- 3日目 - 挙式&披露宴
- 4日目 - フェアウェル(お別れ)ミール
- プロ並みに海外リゾート婚をプランニングしよう
海外リゾート婚スケジュールを作るメリット
ペース配分以外にも、海外挙式のタイムラインを事前に組み立てておくべき理由はたくさんあります。特に自分たちでプランナー役も兼ねる場合はなおさらです。海外婚は関わる人もタスクも多く、気を抜くとあっという間に混乱してしまいます。
私たちのおすすめは、できるだけ早い段階で結婚式スケジュールの全体像を描き、準備が進むごとに少しずつアップデートしていく方法です。
きちんと作り込まれた行程表があれば、準備がぐっとスムーズになるだけでなく、ゲストの記憶に一生残るような体験を演出できます。
最初から全体像が見える安心感
私たちは、よくできたスケジュールこそが「計画的な結婚式」の土台だと考えています。挙式と披露宴の日時・場所が決まったら、できるだけ早く行程表作りに取りかかりましょう。この2つの軸が決まることで、その前後にどんなイベントを組み込むか、全体像が描きやすくなります。
海外リゾート婚も基本は同じですが、単純に期間が長くなるだけです。滞在中は毎日少なくとも1つはメインイベントが入ることが多く、その周りにほかのイベントを配置していくイメージです。
各種スタッフ・業者との連携がスムーズに
結婚式は、たくさんのプロたちが力を合わせて作り上げるものです。特に数日にわたるリゾート婚では、通常の地元婚よりも多くの業者と、より長い時間関わることになります。しかも、現地に到着するまで直接会えないケースも多く、「当日の流れ」を細かく共有する機会がなかなか取れません。
そこで役立つのが、細かく作り込んだリゾート婚ウィークエンドの行程表です。1日ごとにどんな雰囲気で進めたいのか、業者ごとにどのタイミングでどんな役割を担ってほしいのかが一目で分かるようになり、当日の流れが滞りなく進みやすくなります。
ゲストにとっても分かりやすい安心設計
海外リゾート婚の行程表は、ゲストにとっても心強い「安心材料」になります。私たちの経験上、最新情報がきちんと掲載された結婚式用のウェブサイトとスケジュールがあるだけで、新郎新婦への個別の問い合わせは大幅に減ります。「どこに」「何時に」「その後はどう動くのか」が事前に分かっていれば、ゲストは落ち着いて準備ができますし、不安からくる連絡もかなり減らせます。
完璧な海外リゾート婚スケジュールを作るためのプロのコツ
大切なゲストに、リラックスしながら一生忘れられない時間を過ごしてもらうために。海外挙式ならではのタイムライン作りのポイントをまとめました。
海外挙式の行程表を作成する
移動と宿泊の情報は最優先で共有を
ゲストにとって一番の不安は、「ちゃんとたどり着けるのか」「泊まる場所は確保されているのか」です。旅慣れている人でも、移動の段取りを他人任せにするのは少し落ち着かないもの。だからこそ、移動や宿泊についてはできる限り詳しく情報を共有し、「すべて手配済みなので安心してください」と伝えてあげることが大切です。
例えば、こんな情報を入れておきましょう:
- 目的地まで・帰りのフライト情報
- 空港/駅からホテルまで、そして帰りの送迎情報
- ホテルのチェックイン時間
- ホテルの設備やサービスなどの基本情報
- 特定のイベント会場までの送迎や集合方法
ゲストに「何もしない時間」もプレゼント
せっかく皆で海外に行くのだからと、毎日大人数でのアクティビティをぎっしり詰め込みたくなるかもしれません。でも、友人やご家族にも、それぞれ好きなようにのんびり過ごせる時間は必要です。特に到着した日は、移動の疲れを癒やすためにも、あまり詰め込みすぎない方が喜ばれます。
移動距離が短い場合や、到着時間に余裕がある場合は、ウェルカムディナーや軽いドリンクパーティーを企画するのも素敵です。ただし、あくまでカジュアル&自由参加に。全員がすぐに社交モードになれるとは限りません。
挙式前後の日程では、アクティビティとフリータイムのバランスを意識して組みましょう。ゲストにも「ちょっとしたバカンス気分」を味わってもらえるようにすると、全体の満足度がぐっと上がります。
現地の文化をさりげなく取り入れる
海外リゾート婚の魅力は、暖かい気候だけではありません。普段とは違う土地や文化に触れられることも大きな魅力です。もちろん、「現地観光よりも、のんびり過ごしたい・とにかく楽しみたい!」というカップルも多いですが、新しい場所を見て回るのが好きなゲストが多いなら、無理のない範囲でエクスカーション(小旅行)を組み込んでみるのもおすすめです。
まずは現地エリアについてしっかりリサーチし、大人数でも無理なく移動・参加できるスポットをピックアップしましょう。そのうえで、当日バタつかないように事前予約を済ませておくと安心です。もしリゾートから出る予定がない場合でも、スケジュールの中に現地の料理や音楽、ショーなどを取り入れることで、その土地らしさを演出できます。
リハーサルディナーは「特別な夜」に
海外でのリハーサルディナーは、日本や地元で行うとき以上に、親しい人だけの特別で親密な時間に感じられます。この特別感をぜひ活かして、リゾート婚ならではの素敵な夜を演出しましょう。オールインクルーシブの高級レストランでのディナーでも、ビーチを望むこぢんまりとしたレストランでも構いません。ゲストが「本番の挙式と同じくらい心に残ったね」と振り返ってくれるような時間を目指してみてください。
「もしも」のときのプランBを忘れずに
真夏のリゾート地でも、雨は降ります。そして、天気だけはどうにもコントロールできません。だからこそ、ビーチでのカクテルタイムやテラスでのフェアウェルブランチができない場合に備えた「代替案」を必ず用意しておきましょう。ゲストに詳しく共有する必要はありませんが、屋内や屋根付きのスペースなど、いざというときに移動できる場所を確保しておくと安心です。もしものときに、「用意しておいてよかった!」と必ず思うはずです。
イベントごとに雰囲気を変えて飽きさせない工夫を
ゲスト全員がアクティブ派で、常にスリルを求めている…ということは、まずありません。特に旅行中は、適度なメリハリがある方が楽しめるものです。例えば、午前中にハイキングやシュノーケリング、料理教室など少しアクティブな体験をして、午後はプールでのんびりしたり、スパでマッサージを受けたり。そんな「頑張ったあとのご褒美タイム」があると、満足度もぐっと上がります。
一方で、招待するメンバーが全員パーティー好き・アクティビティ大好きなタイプなら、とことんスケジュールを詰め込んで、ノンストップのワクワク感を演出するのもアリです。その場合は、私たちはプールサイドでゆっくり見守っていますね!
ゲストにスケジュールを共有して「事前準備」をしやすく
せっかくフォーマルなディナーや特別なアクティビティを用意しても、ゲストがそれに合う服を持ってきていなければ、十分に楽しんでもらえないかもしれません。特定のイベントにドレスコードがある場合は明確に伝え、カジュアルなアクティビティにも「こんな服装がおすすめです」と一言添えてあげると親切です。こうした情報は、決まり次第すぐに結婚式用ウェブサイトで共有しましょう。
特に、フォーマル度が高いイベントや、逆にかなりアクティブなイベントがある場合、ゲストはシーンごとにコーディネートを考える必要があります。余裕を持って準備できるよう、早め早めの情報共有を心がけてください。
スケジュールは「分単位」くらいまで落とし込んでOK
スイートルームからファーストルックの撮影場所まで、実際に何分かかるかまで計算するのは、少しやりすぎに感じるかもしれません。でも、こうした細かい「時間の見積もり」をしておくことで、当日のバタつきをかなり減らすことができます。各アクティビティにかかる時間と、場所から場所への移動時間を書き出しておけば、全体の進行管理がぐっと楽になります。
そのうえで、行程表のあちこちに5〜10分程度の「バッファ(余裕時間)」を入れておくと、多少の遅れが出ても大きなストレスになりません。また、完成したスケジュールは、信頼できるブライズメイドやご家族、もしくはコーディネーターに渡し、「時間管理役」をお任せするのがおすすめです。花嫁自身が、週末ずっとスケジュール表を片手に走り回る…なんてことにはならないようにしましょう。
オンライン招待管理や結婚式ウェブサイトでゲストの希望をリサーチ
挙式前の数日間に特別なアクティビティを企画しても、ゲストがあまり興味を持っていなければ、時間もお金ももったいないですよね。中には、「せっかく来たからこそ、スパでゆっくりしたい」という人もいれば、「それだけだと物足りない!」という人もいるかもしれません。現地に着いてから探るのではなく、オンラインの招待管理サイトや結婚式ウェブサイトを使って、事前に希望を聞いておきましょう。
具体的なアクティビティごとに「参加したい/参加しない」を選んでもらえば、どの企画にどれくらい需要があるかが見えてきます。「観光ツアー」「トレッキング」「もう少しハードなアクティビティ」などのほか、「スパ・マッサージ」「のんびり系」なども選択肢に入れておくと、グループ全体の好みや雰囲気がつかみやすくなります。
海外リゾート婚 スケジュールサンプル
ここまでのポイントを押さえたところで、実際の海外リゾート婚スケジュールがどんな形になるのか、4日間を想定したモデルプランをご紹介します。あくまで一例なので、皆さんの海外挙式はもっと長くても短くても構いませんし、メインイベントの構成が違ってももちろんOKです。
ガーデンやビーチなど屋外での挙式を予定している場合、現地の気候によっては、日中の暑さを避けるために時間を早めたり、逆に夕方以降にずらしたりする必要があるかもしれません。ここで紹介するサンプルは、あくまでスタート地点として、自分たちの会場や季節に合わせてアレンジしてみてください。
1日目 - ゲスト到着日
午前
ゲストが空港から事前手配の送迎でホテルに到着
午後
ウェルカムバッグの配布&ブランチでゲストと交流
夜
ホテルまたは近くのバーで、全員参加のカジュアルなウェルカムパーティー
2日目 - リハーサルディナー&ゲストのフリーデー
午前
希望者向けのアクティビティを企画し、ゆっくり過ごしたい人向けの別プランも案内
午後
ゲストの自由時間(おすすめスポットや過ごし方のリストを用意)
夜
地元レストランでのリハーサルディナー。その後、ディナーに参加していないゲストとも合流してカクテルタイム
3日目 - 挙式&披露宴
午前
ブライズメイドたちと朝食 - 8:00〜9:00
新郎新婦・ブライズメイド・グルームズマンの支度 - 9:00〜12:00
ウェディングフォトグラファー到着 - 10:30
ファーストルック、ポートレート撮影&家族との写真 - 12:00〜12:45
午後〜夜
挙式 - 14:00〜14:30
カクテルタイム - 14:30〜15:30
披露宴 - 16:00〜22:00
アフターパーティー - 22:00〜クローズまで!
4日目 - フェアウェル(お別れ)ミール
午前
フェアウェルブランチ - 10:00〜12:00 早朝に出発しないゲスト向けに、カジュアルな食事会を開催
午後
一緒に移動しない場合は、ゲスト全員が空港へ向かえるよう送迎手配を確認。新郎新婦が滞在を延長するなら、そのまま素敵なハネムーンを!
上記の海外リゾート婚スケジュールは4日間構成で、長めの週末ウェディングとしては標準的なパターンです。多くのゲストが仕事を2日休むだけで参加できるのもポイント。ただ、理想を言えば「5日間プラン」も検討してみてほしいところです。1日増えるだけで、ゲストはよりゆったりと滞在を楽しめますし、挙式後にスパでリラックスしたり、アクティビティを楽しんだりする余裕も生まれます。もちろん、全員が5日間の休暇を取れるとは限りませんが、その選択肢があるだけでも、きっと喜ばれるはずです。
プロ並みに海外リゾート婚をプランニングしよう
挙式と海外での披露宴を自分たちで計画するのは簡単ではありませんが、「ウェディング プランニング アシスタント」には、その負担をぐっと軽くしてくれる無料ツールがあります。イベント行程表ツールを使えば、結婚式の各日程を、お好みの細かさでスケジューリング可能です。ゲストの体験を分単位でコントロールしたい場合も、「ざっくりとした雰囲気の流れ」を決めておきたいだけの場合も、直感的に使えるタイムラインで柔軟に対応できます。
イベント行程表は、予定変更にもすぐ対応できるよう簡単にカスタマイズでき、シンプルなデザインで「いつ・どこで・何があるか」が誰にでも分かりやすく表示されます。さらに、完成したタイムラインはPDFやスプレッドシート形式で即エクスポートできるので、印刷して会場に貼ったり、イベントプランナーの資料として使ったりと、プロ顔負けの運営が実現します。
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