結婚披露宴のタイムライン作りで、ほとんどのカップルがやってしまう10の失敗
これまでに世界中の何万組ものカップルの理想の結婚式づくりをお手伝いしてきました!
この結婚披露宴タイムラインの落とし穴は避けましょう
正直にお伝えすると、結婚式当日が100%計画通りに進むことはほとんどありません。何ヶ月、場合によっては何年もかけて完璧な一日を準備しても、少しの渋滞やケーキ入刀用ナイフの行方不明といった些細なことで、綿密に練ったプランがひっくり返ってしまうことがあります。これはもう「そういうもの」と受け入れるしかなく、その事実を早めに受け入れた方が、結婚式準備もぐっと楽になります。ただ、その一方で、しっかりとした結婚披露宴タイムライン(進行表)を組んでおくことで、防げる大きなトラブルや、影響を最小限にできるハプニングもたくさんあります。
私たちはいつも、できるだけ早い段階で結婚披露宴のタイムラインを作ることをおすすめしています。そうすることで、問題になりそうなポイントを、実際に起こる前に洗い出せるからです。また、一日の流れを「進行順」で考えておくと、全体の流れを意識しながら準備ができるようになります。当日のタイムラインに合うかどうかを基準に、各スタッフやサービスを選べるようになり、「とりあえず良さそうな業者を片っ端から予約する」という行き当たりばったりのやり方から卒業できます。
私たちの結婚式タイムライン作成ツールを使えば、披露宴や挙式、その他のイベントの詳細なスケジュールを、無料でかんたんに作成できます。直感的にわかるアイコンと、編集しやすいテンプレートで、数分あれば結婚披露宴のサンプルタイムラインが完成。必要なスタッフやご家族・ご友人と、すぐに共有・ダウンロードしていただけます。もちろん、すべて無料です。
披露宴タイムラインを作成する
PLANNING . WEDDING — は覚えやすく、とても簡単にお使いいただけます。
- この結婚披露宴タイムラインの落とし穴は避けましょう
- 結婚披露宴タイムライン作成で「やってはいけないこと」
- 1. 思っているより少し早めに披露宴をスタートする
- 2. 披露宴タイムラインに詰め込みすぎない
- 3. 「イベントとイベントのあいだ」の時間も意識する
- 4. スピーチの時間は必ず管理する
- 5. バッファ(余裕時間)は結婚式タイムラインの必須項目
- 6. 現実的な移動時間をスケジュールに入れる
- 7. 「今この瞬間」を味わう時間を必ずつくる
- 8. 披露宴の進行表は、しっかり共有する
- 9. スタッフの休憩時間を組み込んでいない
- 10. おひらきに「フィナーレ」を用意していない
- さあ、あなたたちだけの結婚披露宴タイムラインを作り始めましょう
結婚披露宴タイムライン作成で「やってはいけないこと」
当日の流れをスムーズで心地よいものにするために、私たちが日々のサポートの中で「よく見かける失敗」と、その回避方法を10個にまとめました。いわゆる王道の結婚披露宴タイムラインを組むときに、ぜひ一緒にチェックしてみてください。
1. 思っているより少し早めに披露宴をスタートする
一般的な昼〜夕方の結婚披露宴は、14時〜17時頃の間にスタートすることが多いです。「あれもこれも入れたいから、開始時間をできるだけ遅らせて…」と17時ギリギリにしたくなるかもしれませんが、あまりおすすめはできません。
例えば、ゲストとの写真撮影をたっぷり取りたい、挙式の時間を長めに取りたい、という場合は、全体のタイムラインを前倒しするのが正解です。朝少し早く起きて、その分を撮影や準備の時間にあてるイメージです。
結婚式は、新郎新婦おふたりだけでなく、ゲストにとっても大切な一日です。当日の楽しさや満足感が、おふたりだけに偏ってしまわないように考えたいところです。大切な人たちが忙しいスケジュールの中から時間を作って来てくれているだけでなく、ゲストが心から楽しめてこそ、会場全体の雰囲気も良くなります。
おふたりが写真撮影をしている間、カクテルタイム後にゲストだけが長く待たされてしまうと、いざ新郎新婦が入場するころには、会場の空気が思っていたものと違ってしまうこともあります。
写真撮影の時間は、事前にカメラマンとしっかり相談し、無理のないスケジュールにしておきましょう。ゲストには、挙式からカクテルタイム(ウェルカムドリンクや軽食)、そして披露宴の食事へと、自然でスムーズな流れに感じてもらえることが理想です。
2. 披露宴タイムラインに詰め込みすぎない
平均的な結婚披露宴の長さは、およそ5時間ほど。その中に、乾杯やスピーチ、ファーストダンス、食事、歓談タイム、ケーキ入刀、ラストダンスなど、さまざまなシーンが入ってきます。ブーケトスや演出のゲームなどを入れるカップルも多いでしょう。紙の上ではそれほど時間がかからないように見えても、実際には準備や誘導、写真撮影などで、意外と時間を取られます。
それぞれの演出の合間には、ゲストが自由に会話を楽しんだり、リラックスして過ごせる時間も必要です。「次はこれ、その次はあれ」と、常に追い立てられるような進行にならないようにしましょう。
タイムラインを作るときは、ウェディングプランナーになったつもりで、「自分たちにとって本当に大切な瞬間」を優先順位づけしてみてください。両親との時間を長めに取りたいのか、ファーストダンスの前後に特別な演出を入れたいのか。あるいは、乾杯やスピーチの時間をしっかり確保したいのか。
すべての披露宴の定番演出に、同じだけの時間を割く必要はありません。おふたりの希望に合わせて配分を決めつつ、ゲストが自然体でお祝いを楽しめる余白も残しておきましょう。
披露宴の計画を始める
3. 「イベントとイベントのあいだ」の時間も意識する
ゲストがダンスフロアで盛り上がっていないとき、ケーキ入刀を見ていないとき、その時間をどう過ごすのかをイメージしてみてください。どこでくつろいでもらうのか、どんな雰囲気のスペースがあるのか。飲み物や軽食、ちょっとした楽しみは用意されていますか?
多くのカップルは、披露宴のスケジュールを「メインイベント」を中心に組み立ててしまい、その合間の時間を忘れがちです。その結果、ゲストが手持ち無沙汰になり、「次はいつ始まるんだろう」とただ待つ時間が生まれてしまいます。
結婚式の間じゅう、ゲストに心地よく過ごしてもらうためには、静かな時間や場面転換のタイミングにも、音楽やドリンクなどの「つなぎ」を用意しておくのがおすすめです。たとえば、ゆったり座れるラウンジスペースがあれば、「今は踊る気分じゃない」「食事の席から少し離れたい」というゲストにとって、心地よい居場所になります。フォトブースや、会場内を回ってくれるパフォーマーがいれば、手持ち無沙汰な時間も減り、いつでもどこかで何かが起きている披露宴になります。
4. スピーチの時間は必ず管理する
心のこもった結婚式のスピーチは、会場の一体感を高め、披露宴全体の雰囲気を決める大切な時間です。感動的なメッセージも、笑いの絶えないスピーチも、どちらも素敵ですよね。ただし、長すぎて中だるみしてしまうスピーチが続くと、披露宴全体のテンポが崩れてしまいます…。
スピーチをお願いする人には、あらかじめ「1人2〜3分程度で」と目安を伝えておきましょう。そして、もし大幅に時間オーバーしそうな場合には、やんわりと止められる役割の人を決めておくと安心です。
5. バッファ(余裕時間)は結婚式タイムラインの必須項目
先ほども触れたように、結婚式当日の小さな遅れやハプニングは、ほぼ避けられません。でも、だからといって披露宴全体の進行が崩れてしまう必要はありません。
私たちの経験上、一番うまくいくのは、「遅れそうなポイント」をあらかじめ予測して、その前後にバッファ(余裕時間)を入れておくことです。例えば、カクテルタイムが思いのほか盛り上がり、ゲストがすぐに披露宴会場に移動したがらないこともよくあります。そんなとき、カクテルタイムと披露宴開始の間に15〜20分ほどの余裕を入れておけば、ゲストもゆっくりと会話を楽しめ、急かされている印象を与えずに済みます。
最初からタイムラインテンプレートに柔軟性を持たせておけば、多少の遅れが出ても、大きく崩れることなく進行を保つことができます。
6. 現実的な移動時間をスケジュールに入れる
カップルの多くが見落としがちなのが、ゲストの「移動時間」です。挙式会場から披露宴会場への短いドライブや、カクテルタイムのスペースからディナー会場への移動など、一見するとすぐに済みそうな距離でも、当日は思った以上に時間がかかることがあります。そのことをタイムラインにしっかり反映させておくことが大切です。
可能であれば、結婚式当日にゲストがたどるルートを、事前に一度すべて試してみましょう。車での移動も徒歩での移動も、実際にかかる時間を体感しておくと安心です。その際、ご親族の中でも年配の方のペースをイメージし、必要に応じて数分ずつ余裕を足しておきましょう。また、リハーサルは、実際に結婚式を行う曜日・時間帯に行うのがおすすめです。曜日や時間帯によって交通状況が変わるため、より正確な所要時間を把握できます。
7. 「今この瞬間」を味わう時間を必ずつくる
私たちがサポートしてきた多くのカップルが、「楽しすぎて席を離れたくない」「誰かに呼ばれるんじゃないかと心配で抜けられない」と言って、パーティーから離れる時間を取れずにいました。でも、たった5分でもいいので、ふたりで外の空気を吸いに出る時間を作らないと、本当にあっという間に一日が終わってしまいます。
ファーストルック(お支度後の初対面)のあとに少しだけ心を整える時間を取るのでも、披露宴の途中でこっそり抜け出して、ふたりだけの静かな時間を持つのでも構いません。どのタイミングでも良いので、「ふたりで今日を噛みしめる時間」を、意識的にスケジュールに組み込んでください。そうしないと、目の前の出来事に夢中になっているうちに一日が終わってしまい、「どんな一日だったか、ゆっくり振り返る間もなかった…」と感じてしまうこともあります。
8. 披露宴の進行表は、しっかり共有する
「ウェディングプランニングアシスタント」のようなオンラインツールで結婚式タイムラインを作る大きなメリットのひとつは、そのまま簡単に共有できることです。ケータリング会社に進行を伝えたいときも、新婦のお父さまにスピーチのタイミングを共有したいときも、ワンクリックで送れるようになります。
完成したスケジュールは、ボタンひとつでPDFまたはスプレッドシート形式にダウンロード可能です。あとは、送りたい相手にメールやチャットで送るだけ。披露宴の細かな流れの調整を手伝ってほしいときや、ブライズメイドやご家族にも準備段階から関わってほしいときには、おふたりの結婚式プロジェクトに招待して、一緒に作業することもできます。編集権限をフルで渡すことも、「閲覧のみ」にすることも自由に設定できます。
第三者の「新しい目線」が入ることで、後々のミスを減らすことができるほか、新しいアイデアが生まれることもよくあります。ご友人やご家族の中には、すでに結婚式を経験している方も多いはず。その実体験からのアドバイスは、とても心強いヒントになります。
すべての時間と内容が固まったら、関係者ごとに必要な情報量でタイムラインを配布しておくと安心です。たとえば、ウェディングプランナーや会場担当者、各スタッフ、ブライズメイド・グルームズマンには、連絡先や住所も含めた「最も詳細なバージョン」を共有します。一方、ゲストには、必要な時間だけを抜き出した「シンプルなバージョン」を、結婚式のウェブサイトに掲載しておくとわかりやすいでしょう。
9. スタッフの休憩時間を組み込んでいない
当日サポートしてくれるスタッフ(カメラマン、ビデオグラファー、司会者、演奏者など)からは、事前の打ち合わせで「休憩時間」について必ず話があるはずです。彼らも人間ですから、食事や休憩、体力の回復が必要です。これらの休憩はとても大切なもので、タイムラインにきちんと組み込んでおけば、進行に大きな支障は出ません。
ただし、どのタイミングで誰が休憩に入るかは、慎重に決める必要があります。特別なダンスを始めようとした瞬間や、おひらきの場面で「今、DJが休憩中です」となってしまっては困りますよね。そうならないように、各スタッフごとに、サービスを一時中断しても問題のない時間帯を、意識して組み込んでおきましょう。
最終版の結婚披露宴タイムラインをスタッフに送る際には、それぞれに割り当てた休憩時間が十分かどうか、また、そのタイミングで業務に支障が出ないかどうかを、必ず確認してもらいましょう。
10. おひらきに「フィナーレ」を用意していない
披露宴の始まりは華やかに入場し、スポットライトの中で夫婦として初めてのダンスを披露したおふたり。なのに、夜の終わりには、そっと裏口から帰ってしまう…?せっかくの結婚式ですから、最後にもふさわしいクライマックスを用意したいところです。ラストダンスの時間を設けたり、ゲストに見送られながら会場を後にしたりと、どんな形であれ「締めくくりのシーン」は、スタートと同じくらい大切です。
印象的なラストシーンは、ゲストにとって「いい披露宴だったな」と温かい余韻を残してくれるだけでなく、写真や映像の構成としても、とても重要な役割を果たします。アルバムやムービーの中で、物語として「はじまり・クライマックス・おひらき」がきれいに描かれることで、見返したときの感動も深まります。多くのカップルが、単発の「良い写真」ばかりを意識してしまい、「物語としての流れ」を忘れがちですが、ぜひ意識してみてください。
もしカメラマンやビデオグラファーを、披露宴のおひらきまで残ってもらう契約にしていない場合は、「フェイクエンド(擬似的なおひらき)」をスケジュールに入れるのも一案です。たとえば、ふたりきりのラストダンスや、会場の外で「お見送り風」の写真を撮る時間を設けるなど、あまり時間のかからない演出でOKです。そうした小さなフィナーレがあるだけで、アルバムのストーリーがぐっと締まります。
さあ、あなたたちだけの結婚披露宴タイムラインを作り始めましょう
ここまで読んでくださったおふたりなら、もう自分たちの結婚式タイムラインを作り始める準備はばっちりです。「ウェディングプランニングアシスタント」の無料ツールを使えば、シンプルでわかりやすいアイコンとスケジューリング機能で、理想の結婚披露宴タイムラインをあっという間に作成できます。特別なスキルや経験は一切不要。思いついたその瞬間から、すぐにプランニングを始められます。
完成したスケジュールは、スプレッドシートまたはPDF形式でエクスポート可能です。あとは、必要なスタッフやご家族、結婚式チームのメンバーに送るだけ。
今日からさっそく結婚披露宴タイムライン作りを始めて、「ウェディングプランニングアシスタント」の無料ツールなら、準備がどれだけスムーズになるかを体感してみてください。
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