複数日にわたる結婚式タイムラインをつくりたいおふたりのためのスケジュール例
これまでに世界中の何万組ものカップルの理想の結婚式づくりをお手伝いしてきました!
サンプルタイムライン&コツで、理想のウェディング週末をプランニング
大切な人たちと一日を一緒に過ごせるだけでも素敵ですが、せっかくなら週末まるごと結婚式にしてみませんか?ウェルカムドリンクやリハーサルディナーからはじまり、挙式・披露宴をはさんで、アフターパーティーやお別れブランチで締めくくる複数日のウェディング体験。さまざまな楽しいイベントや交流の時間をちりばめた、特別な週末です。
数日にわたる結婚式は、新郎新婦にとってもゲストにとっても忘れられない体験になります。その一方で、綿密で丁寧なプランニングが欠かせません。特にスケジューリングは、長く続くお祝いをスムーズに進行させるうえで重要なポイント。予定が詰め込みすぎていたり、移動時間が無理のある計画だと、ゲストは退屈したり疲れてしまいます。みんなで楽しむ時間と、ゆっくり休む時間、そして現実的な移動時間。このバランスをとった結婚式スケジュールづくりが鍵になります。
結婚式の週末タイムラインを作成する
PLANNING . WEDDING — は覚えやすく、とても簡単にお使いいただけます。
- サンプルタイムライン&コツで、理想のウェディング週末をプランニング
- 複数日にわたる結婚式タイムライン作成のコツ
- ゲストにとって参加しやすい柔軟な結婚式スケジュールに
- 当日のタイムラインにも「ゆとり」と「余白」を
- 予定を詰め込みすぎないこと
- 披露宴タイムラインは早めに共有を
- イベント全体にテーマやおふたりらしさを
- 結婚式の予算配分にも配慮を
- 複数日にわたる結婚式スケジュールのサンプル
- 1日目 – ウェルカムパーティー&リハーサル
- 2日目 – 結婚式当日
- 3日目 – リカバリーブランチ&お見送り
- さあ、今日から結婚式準備の冒険をはじめましょう!
複数日にわたる結婚式タイムライン作成のコツ
週末ウェディングのタイムラインを考えるときに、ぜひ押さえておきたいプロのコツをいくつかまとめました。
ゲストにとって参加しやすい柔軟な結婚式スケジュールに
ゲスト一人ひとりには、結婚式とは別にそれぞれの生活があります。さまざまな予定や責任があるなかで、おふたりのために時間を空けてくれているのです。その気持ちに応えるためにも、とくにロングウィークエンドでの開催なら、結婚式のタイムラインには柔軟性を持たせることが大切です。
招待の段階から、「スケジュールはあくまで目安」であり、「すべてのイベントに参加する必要はない」ということを、はっきり伝えておきましょう。すべてのアクティビティに参加する時間や予算がないゲストもいるかもしれません。その前提で、自由に選んでもらえる流れにしておくと、ゲストも安心して参加できます。
結婚式のウェブサイト上の出欠確認フォームは、早い段階でゲストの参加可能日や都合を把握するのにとても便利です。どの日・どのイベントに誰が参加できるのかが見えてくると、複数日のタイムラインもぐっと立てやすくなります。週末の最終版タイムラインを公開するときには、どのイベントが「自由参加(オプション)」なのかも明記しておきましょう。アフターパーティーやお別れブランチ、披露宴以外のカクテルパーティーなどは、ゲストが「行けたら行く」感覚で選べる“おまけ”くらいにとらえてもらえると理想的です。
当日のタイムラインにも「ゆとり」と「余白」を
ゲスト体験への配慮は、タイムラインそのものにも反映させたいところです。全体としてはきちんと進行管理されていると感じてもらいつつも、「次から次へと連れ回されている」と思われないようにしたいもの。たとえば、カクテルタイムで久しぶりに会った親族と話しているのに、「スケジュール通りだから」とすぐ披露宴会場に移動させられたり、ケーキ入刀のために会話を中断させられたり…。そんな“軍隊式”の進行にならないよう気をつけましょう。
ゲストがゆっくり会話を楽しんだり、次のイベントの前に身支度を整えたりできるよう、あらかじめ「バッファ(余裕時間)」をスケジュールに組み込んでおくのがおすすめです。その時間を実際に使うかどうかは当日の流れ次第。だからこそ、柔軟に対応できるようにしておくことが大事です。披露宴のタイムラインも、会場の盛り上がりや雰囲気に合わせて、少しずつ“育てていく”イメージで考えてみてください。
予定を詰め込みすぎないこと
私たちは、結婚式プランニングにおいて「詰め込みすぎない」ことをいつも大切にしています。イベントをひとつ減らしてでも、その分ゆったりと時間を味わえるほうを選びたい、と考えているからです。久しぶりに顔を合わせるゲストも多いはずですし、ゆっくり近況を話したり、一緒に写真を撮ったりする時間は、何よりの思い出になります。特に複数日にわたる結婚式では、あれもこれもと予定を入れすぎないよう注意しましょう。
週末ウェディングでは「何もしない時間」こそが大切です。休む時間が足りないと、ゲストはどうしても“人付き合い疲れ”を感じてしまいます。そのため、できるだけ多くのイベントを「オプション扱い」にしたり、希望者だけで行くアクティビティや小旅行をタイムテーブルに組み込んだりするのがおすすめです。プールサイドで2時間ほど日向ぼっこするだけ、という過ごし方だって立派なリフレッシュになります。
披露宴タイムラインは早めに共有を
海外挙式でも国内挙式でも、ゲストにはできるだけ早く全体の予定を知らせておくのが親切です。そうすることで、服装の準備や交通手段の手配、宿泊先の場所選びなど、当日までに必要な準備を余裕をもって進めてもらえます。こうしたロジスティクス面は、派手さはないものの、ゲストの満足度を大きく左右する重要なポイントです。
結婚式のスケジュールを結婚式ウェブサイトに掲載しておけば、ほとんどのゲストがいつでも最新情報を確認できます。あわせて、招待状セットの中に、少し簡略化したスケジュールを同封したり、ウェルカムバッグにミニ版を入れて配布するのもおすすめです。大切な情報が、いつでも手の届くところにあるようにしておきましょう。
複数日のスケジュールを作ってみる
イベント全体にテーマやおふたりらしさを
挙式と披露宴だけの一日完結型であれば、全体の雰囲気を揃えるのはそれほど難しくありません。しかし、数日にまたがるお祝いになると、イベントごとにトーンがバラバラになり、まとまりがなく感じられてしまうこともあります。
複数日にわたる結婚式を一体感のあるものにする一番簡単な方法は、「全体に通したテーマ」を決めることです。そのテーマを軸にタイムラインを組み、関連するアクティビティを取り入れていきます。海外挙式であれば、現地の文化をテーマにして、伝統芸能のショーやワークショップを取り入れるのも素敵です。国内での結婚式でも、テーマを決めることで、各日のイベント同士を自然につなぐことができます。
最近の人気テーマのひとつが「フェス風ウェディング」。複数日構成との相性も抜群です。ブライズメイドたちがヒッピー風のファッションでドレスアップして、70年代さながらのヘアメイクを楽しむ…そんな世界観もきっと盛り上がります。
フェス風やホリデーシーズンのようなわかりやすいテーマがしっくりこない場合は、おふたり自身をじっくり見つめ直してみてください。共通の趣味は?ふたりの思い出の場所やエピソードは?いちばん幸せを感じる瞬間は?そうしたキーワードから、自然とテーマが浮かび上がってくるはずです。
どのイベントにもおふたりらしさを少しずつ散りばめていくことで、結婚式全体がより深い意味を持った、特別な時間になります。
結婚式の予算配分にも配慮を
結婚式にはどうしても費用がかかります。それが一日であっても、二日であっても、一週間のバカンスのようなスタイルであっても同じです。そして、日数が長くなればなるほど、トータルの費用は膨らみがち。だからこそ、費用を抑えつつ長く滞在できる海外挙式に魅力を感じるカップルが多いのです。
海外挙式か国内挙式かに関わらず、予算とタイムラインを考えるときには、まず「挙式当日そのもの」に優先的に予算を配分するのがおすすめです。豪華なリハーサルディナーや盛大なお別れブランチの演出に心惹かれるかもしれませんが、いちばん大切なのは「なぜみんなが集まってくれているのか」という原点。つまり、結婚式当日の時間です。そこにしっかりと資金とエネルギーを注ぎましょう。
無料で使える結婚式予算管理ツールとスケジュール作成ツールは、そんな意味でもとても心強い存在です。イベントの流れを考えながら、現実的な予算配分を同時に組み立てていくことができ、計画全体を無理なくコントロールできます。
複数日にわたる結婚式スケジュールのサンプル
ロングウィークエンドでの結婚式をイメージしやすいように、3日間構成のサンプルタイムラインをご用意しました。あくまで一例ですが、全体像をつかむ参考としてお使いください。
1日目 – ウェルカムパーティー&リハーサル
ゲストが会場やホテルに到着した瞬間から、ほっとくつろげる空気を感じてもらえるようにしたいものです。友人たちと再会を楽しんだり、用意されたアクティビティに参加したり、自分の部屋でゆっくり休んだり。どんな過ごし方も選べる雰囲気づくりを心がけましょう。
14:00 – ゲスト到着
ご家族やご友人がホテルや集合場所に到着したら、まずはウェルカムバッグをお渡しします。今後数日間のスケジュールやエリア情報、ちょっとしたお菓子などを入れておくと喜ばれます。
15:00/16:00 – ウェルカムドリンク
みんながひと息ついて荷ほどきも済んだ頃合いを見計らって、ウェルカムドリンクタイムにご招待。ここでも「自由参加」であることを強調し、ドリンクはリハーサル/ウェルカムディナー開始まで楽しめることを伝えておきましょう。「15時きっかりに来ないといけない」「ずっといなければならない」とゲストに感じさせない配慮が大切です。
17:00 – 挙式リハーサル
ブライズメイドやグルームズマンなど挙式に関わるメンバーを集めて、入場・退場・セレモニーの流れを一通り確認します。司式者がいる場合は、その人に進行してもらい、それぞれの役割を明確にしておきましょう。
18:30 – ウェルカムドリンクに合流
この頃までには、ほとんどのゲストが到着し、宿泊先にも落ち着いているはず。新郎新婦も合流して、カクテルやフィンガーフード、音楽とともにウェルカムパーティーの時間を楽しみます。
19:30 – リハーサルディナー/ウェルカムディナー
温かくにぎやかな雰囲気のまま、招待客とのカジュアルなディナーへ。ごく親しい家族・友人だけの会にしてもよいですし、結婚式に参加するゲスト全員を招くスタイルも素敵です。いずれにしても、ディナーに招待していないゲストには、近くのおすすめレストランなど、別の過ごし方もあわせて案内しておきましょう。
21:00 – アフターパーティー
ディナー後のドリンクタイムは、あくまで自由参加。ただし、参加できる人にはぜひ楽しんでほしい時間です。とはいえ、結婚式前夜なので飲みすぎにはご注意を…!
2日目 – 結婚式当日
いよいよ本番の日。新郎新婦として、晴れの舞台に立つ一日です。
7:00 – 朝食
ひとりで静かに食べるのも、ブライズメイドたちと一緒にわいわい食べるのもOK。ただ、午後までしっかりもつような、栄養バランスの良い朝食を意識しましょう。緊張であまり食べられないタイプなら、支度中につまめる軽食を用意しておくと安心です。
8:00 – 支度開始
ヘアメイクや着付け、身支度の時間には、思っている以上に余裕を持たせるのがポイントです。スタート時間を決める前に、ヘアメイクアーティストに全体でどのくらいかかるか確認しておきましょう。結婚式カメラマンには、支度の中盤あたりから来てもらい、準備中の雰囲気も撮影してもらうのがおすすめです。
12:30/13:00 – ファーストルック&ポートレート撮影
挙式前の時間に、できるだけ多くの撮影リストをこなしておくと、その後のスケジュールに余裕が生まれます。ファーストルック(新郎新婦が初めてドレス姿で対面する瞬間)は、もちろん挙式前に。その流れで家族写真なども先に撮影しておくと、挙式後はゲストとの時間をゆっくり楽しめます。
15:00 – 挙式
ゲストには、挙式開始の15~30分前には到着してもらえるよう案内しておきましょう。受付を済ませ、席に着き、少し会話を楽しむ時間が生まれます。一般的な挙式の所要時間は30~45分ほどです。
16:00 – カクテルタイム
結婚式のテーマに合わせたカクテルやドリンクを用意し、できればフィンガーフードや生演奏もプラスして。クラシカルな雰囲気がお好きなら弦楽四重奏、カジュアルな雰囲気ならアコースティックギターの弾き語りなども素敵です。
17:00/17:30 – 披露宴(ディナー)
ゲストを披露宴会場へご案内し、席についてもらいます。多くの場合、その後に新郎新婦とブライズメイド・グルームズマンが華やかに入場し、ファーストダンスを行います。私たちとしては、ダンスは食事とスピーチのあとにまとめて行うスタイルをおすすめしていますが、進行順はおふたりの自由です。
以下は、私たちがよくおすすめしている披露宴の進行例です。
- 新郎新婦とブライズメイド・グルームズマンの入場
- ウェルカムスピーチ・乾杯挨拶
- ディナーサービス(コース料理・ビュッフェなど)
- ファーストダンス
- ご両親とのダンス
- ケーキ入刀
23:00 – ラストダンス
一日の締めくくりは、ふたりきりのロマンチックなラストダンスにしてもよいですし、ブライズメイドたちによるサプライズパフォーマンスにしても盛り上がります。その後、ゲストが手にもったスパークラー(花火)のトンネルをくぐって退場するなど、フィナーレの演出はおふたり次第。どんな締めくくりにするかは、事前にカメラマンにもきちんと共有しておきましょう。
23:30 – アフターパーティー
「まだまだ終わりたくない!」というナイトオウル(夜型)メンバーが多そうなら、二次会・三次会用に別の会場を予約しておきましょう。このあたりでカメラマンにはお礼を伝えて解散、という流れでも良さそうです。
3日目 – リカバリーブランチ&お見送り
9:00 – ブランチ
結婚式の翌朝は、カジュアルなブッフェスタイルのブランチを用意しておくと喜ばれます。ただし、開始時間は早くしすぎないのがポイント。ゲストがゆっくり起きて、気持ちを整えてから顔を出せるくらいの時間に設定しましょう。
10:30 – ゲストへのお礼の挨拶
この数日間を一緒に過ごしてくれたゲストに向けて、短いスピーチを用意しておきましょう。あえて原稿にこだわりすぎず、この数日間で感じたことをその場で素直に伝えるのも素敵です。
13:00 – ゲスト出発
必要に応じて、空港や駅までの送迎バスやタクシーの手配を事前に済ませておきましょう。
13:05 – いよいよハネムーンへ出発!
何か月もかけて夢の結婚式を準備し、大好きな人たちと最高の時間を過ごしました。ここからは、ふたりだけの新婚旅行の時間。日常を少し離れて、夫婦としての新しい生活のスタートをゆっくり味わってください。
さあ、今日から結婚式準備の冒険をはじめましょう!
複数日にわたる結婚式スケジュールの組み立て方がイメージできたら、次は実際におふたりのタイムラインを作ってみましょう。私たちの結婚式タイムライン作成ツールは、プロ仕様のイベントプランニングツール群のひとつとして、すべて無料でお使いいただけます。
無料ツールを使えば、結婚式スケジュール作成がどれほど簡単か、すぐに実感していただけるはずです。数分あれば、一日の大まかな流れをマッピングでき、その後、ポートレート撮影や披露宴の入場時間など、細かな時間調整もスムーズに行えます。完成したスケジュールは、PDFまたはスプレッドシート形式でワンクリック出力。共有が必要な担当業者や結婚式チームのメンバーに、そのまま送ることができます。
今日から結婚式タイムラインづくりを始めて、直感的で使いやすい無料ツールが、どれほど準備の負担を軽くしてくれるか体験してみてください。
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