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披露宴がどんな流れ・雰囲気になるかを、時間ごとにご紹介します

どのカップルも、自然体で楽しく進んでいく披露宴を望んでいます。大切な人たちとゆっくり語らいながら、結婚式の一日を心から満喫できる時間。それでいて、成功した披露宴ほど「綿密に計画されたもの」に見えないものですが、実は肩の力を抜いて楽しむためには、しっかりとした事前準備が欠かせません。その中でも特に重要なのが、披露宴のタイムライン作り。一見、堅苦しくてワクワクしない作業に思えるかもしれませんが、「今この瞬間を思いきり楽しめているのは、すべて計画してあるから」という安心感をくれる、大切なステップです。

披露宴の主なイベントと時間配分を示したグラフィックタイムライン。

理想の披露宴や挙式タイムラインを計画するいちばんの近道は、オンラインのタイムラインテンプレートを使うこと。編集可能な進行表があれば、ウェディングプランナーはもちろん、プレ花嫁・プレ花婿のおふたり自身もスケジュールをしっかり把握でき、結婚式準備のストレスをぐっと減らせます。

結婚式のタイムラインテンプレートの魅力は、何よりも「柔軟にカスタマイズできること」。おふたりのこだわりやゲスト層に合わせてアレンジできるので、結婚式全体がしっかりとおふたりらしさを反映したものになります。テンプレートがあれば、ひとつひとつの進行を整理しながら時間を割り振ることができ、スタッフやご親族、ゲスト全員にとってわかりやすいタイムラインを共有できます。


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PLANNING . WEDDING — は覚えやすく、とても簡単にお使いいただけます。

披露宴タイムライン作成ガイド

披露宴の進行をどこから考えればいいかわからない…そんな方もご安心ください。ここでは、時間ごとの流れを追いながら、理想の披露宴スケジュールを組み立てられるようにご紹介します。

一般的な披露宴の詳細なスケジュールと時間枠。

このガイドでは、ゲストの到着からフィンガーフードやドリンクの提供、スピーチのタイミング、ファーストダンス、ケーキ入刀まで、披露宴の流れを一通りカバーしています。フォーマルな進行と盛り上がる時間のバランスの取り方、会場の雰囲気を常に明るく楽しく保つコツもお伝えします。時間配分やシーンの切り替え方、スタッフやご親族との連携方法など、披露宴をスムーズに進めるためのポイントが詰まったとても頼りになるツールとしてお使いいただけます。

  • 17:30 — カクテルタイム
  • 18:30 — ゲスト入場・着席
  • 18:45 — 新郎新婦・列席者の華やかな入場
  • 18:55 — ファーストダンス
  • 19:00 — ゲストへのご挨拶
  • 19:20 — お食事スタート
  • 19:45 — スピーチ・乾杯
  • 20:15 — ご両親とのダンス
  • 20:25 — ゲスト全員をダンスフロアへご案内
  • 21:30 — ウェディングケーキ入刀
  • 22:50 — ラストダンス
  • 23:00 — おひらき・お見送り

17:30 — カクテルタイム

前撮りや当日のポートレート撮影をどのタイミングで行うかによっては、このカクテルタイムをあまりゆっくり味わえないかもしれません。昔ながらのスタイルでは、挙式後に新郎新婦はゲストより先に会場を抜け、フォトグラファーと写真撮影に出かけるのが一般的でした。しかし最近は、挙式前にファーストミートや新郎新婦のポートレートだけでなく、ご家族・ご友人との写真もまとめて撮影しておくカップルが増えています。そうすることで、挙式後はカクテルタイムをゲストと一緒にゆったり楽しめる時間にでき、「写真撮影のために呼び出されるかも…」という心配もなくなります。

カクテルタイムからラストダンスまでの披露宴タイムラインを図解したイメージ。

この時間帯には、ゲストの好みやテーマに合わせたドリンクが振る舞われ、フィンガーフード(オードブル)がビュッフェ台に並んだり、サービススタッフによってサーブされたりします。カクテルタイムは、ゲスト同士が気軽に挨拶したり、おふたりと写真を撮ったり、緊張をほぐしてリラックスするのにぴったりのひととき。ここで和やかな雰囲気をつくっておくと、このあと続く披露宴本編もスムーズに進めやすくなります。


タイムライン作成をスタート



18:30 — ゲスト入場・着席

披露宴会場へのご案内は、担当のプランナーや司会者、ご親族などにしっかり役割分担をしておきましょう。全員にスムーズに会場へ移動してもらい、席次表どおりに着席してもらうのは、意外と時間がかかることもあります。このパートは披露宴タイムラインの中でも特にてきぱきと進めたいところ。ここで遅れが出ると、後半の進行が押したり、慌ただしくなってしまう原因になります。

18:45 — 新郎新婦・列席者の華やかな入場

ご友人やご親族など、いわゆる「ウェディングパーティー」のメンバーが目立つことに前向きであれば、新郎新婦の前に一組ずつ、またはペアで入場してもらう演出も人気です。DJが流すアップテンポな曲に合わせて入場すれば、一気に会場が盛り上がります。ご両親にもこのタイミングで入場していただくのも素敵です。ただし、お父さまのノリノリなダンスで主役の座が奪われないようにだけご注意を…!

披露宴中の進行とアクティビティの順番をまとめたインフォグラフィック。

列席者の入場がひと通り終わったら、いよいよ新郎新婦のおふたりのご紹介と入場です。

18:55 — ファーストダンス

ドラマチックな入場の直後、そのままファーストダンスへとつなげるのもおすすめです。会場の高揚感をそのまま活かせますし、緊張しやすいおふたりにとっても、早めに大きな山場を越えられるのは安心です。一方で、ファーストダンスをゆっくり楽しみたい場合は、乾杯やお食事のあと、会場が温まってきたタイミングに持ってくるのも素敵です。

19:00 — ゲストへのご挨拶

伝統的には、新婦のお父さまなどご家族の代表がマイクを持ち、「本日はお越しいただきありがとうございます」と自己紹介とともにゲストを披露宴会場へ歓迎します。このウェルカムスピーチや乾杯の挨拶では、準備を手伝ってくれた方々への感謝の言葉を添えることも多いです。

19:20 — お食事スタート

ビュッフェ形式や立食パーティーではなく、着席スタイルのコース料理で披露宴を行う場合は、この時間帯から前菜などの最初の一皿が提供され始めます。どのスタイルの食事サービスにするかによって、スピーチやその他のダンスのタイミングも変わってくるので、料理の流れを基準に全体の進行を組み立てていきましょう。



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19:45 — スピーチ・乾杯

複数コースのお食事を提供する場合は、料理と料理の合間にスピーチや乾杯を挟むと、ゲストもゆったり楽しめてバランスが良くなります。たとえば、前菜が一通りサーブされたあとなどがひとつの目安です。

一般的には、スピーチは新婦の友人代表(ブライズメイド代表)や新郎の友人代表(ベストマン)が務めることが多いですが、ご兄弟やご親族など、ほかにも一言お祝いのメッセージを伝えたいという方がいれば、ぜひ前もって希望を聞いておき、無理のない範囲でプログラムに組み込んであげると良いでしょう。

20:15 — ご両親とのダンス

お父さまと娘さんのダンス、お母さまと息子さんのダンスは、夜の披露宴のディナータイムを締めくくる、とても温かいワンシーンになります。ご家族のご事情に合わせて、ほかのご親族にも参加してもらったり、形を変えて取り入れることもできます。

20:25 — ゲスト全員をダンスフロアへご案内

フォーマルな進行がひと段落したら、いよいよダンスタイムのスタートです。司会者がゲストに声をかけ、DJが思わず立ち上がりたくなる一曲を流せば、新郎新婦だけでなく多くのゲストが自然とダンスフロアに集まってきます。ダンスで盛り上がっている間に、司会者が一旦音楽を止めて、事前に決めておいた演出をアナウンスすることもあります。たとえば、ブーケトスやガータートス、ケーキ入刀、またはおふたりにとって特別な意味を持つ文化的なセレモニーなどです。

21:30 — ウェディングケーキ入刀

ウェディングケーキの入刀シーンは、ゲストがダンスから一息つきつつ、新郎新婦の幸せそうな姿をカメラに収められる人気の瞬間です。また、多くのゲストにとって「そろそろお開きの時間が近づいてきたな」と自然に感じ始めるタイミングでもあり、心の準備をするきっかけにもなります。

ゲスト全員にケーキ入刀の様子を見てもらうか、それともバンドやDJの音楽でダンスフロアを盛り上げたまま進行するかは、おふたりのスタイル次第。ただし、どちらにしてもサービススタッフには事前にケーキの準備をお願いしておきましょう。お皿やカトラリー、ナプキン、ケーキ入刀用のナイフはケータリングスタッフがあらかじめセットしておき、コーヒーやほかのデザート類も同じタイミングで提供できるようにしておくとスムーズです。

22:50 — ラストダンス

4時間の披露宴は、気づけばあっという間に感じるもの。そのためにも、披露宴タイムラインはできるだけ丁寧に組み立てておくことが大切です。ラストダンスの時間をきちんと設けておくと、パーティー全体がきれいに締まり、「いつの間にか音楽が止まっていた」という消化不良感を防ぐことができます。

ラストダンスをあえて肩ひじ張らない雰囲気で楽しむのも良いですし、最後の1曲だけ特別な振り付けを用意してサプライズパフォーマンスにするのも素敵です。どちらにしても、スポットライトが新郎新婦のおふたりに当たる形で終わると、心に残るフィナーレになります。

23:00 — おひらき・お見送り

おひらきのシーンも、ぜひ記憶に残る演出にしてみましょう。たとえば、スパークラー(手持ち花火)のトンネルをくぐって退場したり、飾りつけをした送迎車で出発したり、ヘリコプターでの退場など、スタイルはさまざま。この瞬間が結婚式全体のラストシーンになるので、おふたりらしい形で余韻の残る締めくくりにしてください。

まとめ

まとめると、よく練られた披露宴タイムラインは、ゲストの人数にかかわらず、当日の進行をスムーズにするうえで欠かせない鍵となります。ゲストが会場に到着し、前菜やドリンクを楽しむ最初のひとときから、夜のラストダンスまで——それぞれのシーンを丁寧に計画することで、披露宴全体のテンポが整い、進行の順番もわかりやすくなります。新郎新婦はもちろん、ご親族やゲストにとっても過ごしやすく、一瞬一瞬を心から楽しめる空間づくりにつながるでしょう。こうしたポイントを押さえたタイムラインがあれば、自然体で喜びあふれる雰囲気が生まれ、披露宴はすべての人にとって忘れられない一日になります。


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公開者

Andy Hammond

ウェディング業界で活動する、結婚式の専門家兼ライター

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